宮城県教育委員会教育長からのメッセージについて

宮城県教育委員会教育長から保護者の皆様に向けてのメッセージが届きましたので,掲載いたします。

元ファイル(pdfファイル 557KB)


保護者の皆様へ

 国内外で新型コロナウイ ルスの感染が拡大しており、保護者の皆様には、子どもたちやご家族の感染リスク、安心安全な生活の継続などに不安を抱いている方が多いと思います。
 県内においても仙台市を中心に感染者が急増し、東京都などに緊急事態宣言が発令された先週 宮城県も、これまでより一段と警戒が必要な、新たな段階に入りました。

 宮城県教育委員会では、感染症の専門家のご助言もいただき、県立学校については、5月6日まで臨時休業(休校)を続けることとし、また市町村教育委員会にもお願いし、県内すべての学校で臨時休業(休校)することとなりました。

 多くの児童生徒が、友人と会ったり、学習をしたり、部活動をしたりすることを楽しみにし、始業式や入学式を実施したところでは、元気に登校していたことを思うと本当に残念で、申し訳ない気持ちです。様々な状況の中でつらい気持ちでいる子どもたちもいるのではないか、気がかりです。
 保護者の皆様も、3月当初から始まった休校から1か月が経ち長期化する中で、子どもたちの毎日の生活リズムの崩れや学習の遅れ、低学年では居場所の確保、新入生はまだ学校に慣れていないことなど心配されていることと思います。
 各学校には、一人一人の児童生徒の状況をよく把握しながら、ご家庭での学習が継続できる工夫をしてもらうようお願いをしています。また,様子を見ながら分散登校などを予定しているところもあります。
 ぜひ、ご家庭でも、子どもたちの状況に合わせて、大人も子どもも手洗いの徹底や三密(密閉・密集・密接)を避けるなど感染拡大防止のための対応が重要であることをお話ししたり、生活リズムを整えることや体を動かすこと、学習への取組についてお声がけをしていただくよう、よろしくお願いします。心配事や悩みなどがあれば、学校の先生や相談窓口にご相談ください。
 県教育委員会では、感染症の専門家のご協力も得ながら、徹底した感染拡大防止対策を更に検討し、また効果的な学習指導の進め方等についても様々な方法を提案して、各学校でスムーズに学校が再開できるよう、先生を支援したいと考えています。
 新型コロナウイルスの感染状況が落ち着くには時間がかかることが想定されますが、力を合わせて子どもたちを見守り、成長につなげていきたいと切に願っております。
 保護者の皆様のご理解、ご協力をどうぞよろしくお願いします。

  令和2年4月15 日

宮城県教育委員会教育長 伊東昭代

※相談窓口は宮城県教育委員会ホームページに掲載しています。
https://www.pref.miyagi.jp/site/kyouiku/

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